「どうやって化学物質過敏症から復活したのか?」
私の方法 第6回です。
前回から大分時間が経ってしまいましたが、続きを書きたいと思います。
前回は、意識を強く持つというお話でした。
意識がもうろうとしていると症状が悪くなっていくので、頑張って気合を入れてみたら効果があったというお話でした。
今回は、敏感と鈍感のお話です。
私は、化学物質過敏症だった時に、こんな発見をしました。
「私の身体感覚は普通の人よりも敏感だ!」という発見です。
当たり前のようですが、私にとっては大発見でした。
それまでの人生で、普通の人よりも私の身体が敏感に出来ているとは意識したことがなかったからです。
どんなことに敏感かというと・・・。
もちろん、化学物質に敏感です。
特に目に見えないものを敏感にキャッチする力があるように思います。
人の気配や、風の流れ、エネルギーの流れ、電磁波、匂い、波動、etc・・・
普通の人がわからないこともわかってしまうことがあります。
これは喜ぶべき一つの個性で能力だと思いました。
それならば、自分の能力は伸ばして、良いことに使うことだ。と、思いました。
化学物質に敏感ならば、化学物質を計測する機械よりも自分の身体反応の方が正確です。
計測の機械は、ありとあらゆる化学物質に対応できる訳ではないからです。
ただし、現代社会を生き抜くためには、敏感であることが私に害をもたらすことも事実です。
その典型が化学物質過敏症であり、電磁波過敏症であり、低周波振動過敏症かもしれません。
ならば・・・
鈍感になれば良いのではと仮説を立てたのです。
鈍感から敏感になることは難しいですが、
敏感から鈍感になるのは容易なのではと思いました。
敏感な自分を少しゆるめると
鈍感な自分に変わることを体感しました。
「鈍感になるぞ!」
と、宣言します。
身体のそれぞれの器官に指令を出すイメージです。
嘘みたいな話ですが、不思議なことに、それから鈍感と敏感を使い分けることができるようになったのです。
鈍感になるためには、そこに意識を向けない、焦点を当てない、身体の感覚をにぶらせるなどを意識的に行いました。
そして次に、身体感覚の鈍感と敏感に意識を向けたのです。
もちろん、誰もができることとは思えませんが、
挑戦してみる価値はあると思います。
お金もかかりませんし、私が出来たのですから・・・。
このように、自分の身体を意識的に操ることができれば、必要以上に生きづらいと感じることが少なくなりました。
鈍感と敏感を使い分けることができるようになると、
私の化学物質過敏症は急速に改善していったことは言うまでもありません。
それでは、この続きはまた、次回、第7回をお楽しみに・・・。