化学物質過敏症は職業病という宿命
私は生れた時から建築がいつも隣り合わせにあって建築現場が遊び場でした。
建築現場には、接着剤や新建材などの化学物質が多量に発生する場所です。
ですから化学物質過敏症は、生まれつきの環境と30年以上も建築を職業としてきた職業病で宿命のように発症したと言っても過言ではありません。
一時は、廃人のようになってしまって、自分
の生活も健康も家族も職業も・・全てを奪った化学物質過敏症でした。
化学物質過敏症から復活して心も身体も元気になる家をつくること
化学物質過敏症になって何度も建築を断念しようとしました。
化学物質濃度が高い建築現場でのお仕事は何度も意識を失い倒れ、意識がもうろうとする中、ふらふらになりながらも職務を全うすることになりました。
日常生活もままならない状態になると、うつ状態にまでなりました。
一時は、ひとりでは何も出来ない廃人の状態でした。
多くの人に、たくさんのご迷惑をおかけいたしました。
今、私は化学物質過敏症を乗り越えて、新しい会社を創り建築を再開することができるようになりました。
自然素材の毎日が森林浴の住まいをつくること。
心も身体も元気になれる住まいをつくること。
困難は最大のギフト!!
人間は長い人生の中で誰もが多くの困難に遭遇しますが、
乗り越えられる困難だからやって来るように思います。
私も長い人生の中で数々の大きな困難がやってきました。
何年も何十年も乗り越えるために時間がかかったこともありますが、
乗り越えてみると
「困難は、とっても素晴らしいギフトだった!」
ということに気がつきました。
化学物質過敏症も今では、私にとって大きなギフトです。
大きなギフトだと気づいた時、なぜか化学物質過敏症の症状が和らいでいくのを感じました。
その時が復活のスタートラインに立ったと時だと今だからわかります。